Column

07/01/20

 ドイツやイタリア等で生産される家電品と日本国内で生産される家電品の、デザインの違いはどこから来るのか?という疑問は多くの消費者が持っているのではなかいと思いますが、もちろん私も正直言って日本国内で生産される家電品の醜さにはあきれるばかりで、一部のデザイナーによる商品を除けば購入する気にならず、結果として購入自体をあきらめる事も珍しくありません。そこで、最近その原因の一つを発見しました!それはスイッチです!スイッチといっても電源on/offだけではなくて、操作スイッチ全般の事。日本の家電で共通するのは、全ての操作を横並び一列に列挙し、一つのスイッチで一つの操作、というパターンで、やたらとスイッチが多い!一方優れたデザインの家電品は、スイッチの数がとても少なく、一つのスイッチがその下に多くの階層を従えている。つまりフローチャート構造をなしている為に階層さえ理解すれば、少ないスイッチで、的確に目的とする操作へ到達出来るという訳だ。だから日本の場合、機器の廻りに小さいスイッチがやたらとたくさんあって、場合によってはどれがどれやら分からなくなってしまう。挙げ句の果てには、「さらに分かり易く」する為と想像するが、そこに大きな日本語で目的とする操作がくどい位にかかれている嘆かわしい状態。デザインくそ食らえ!って言わんばかりだ。日本の家電メーカーは、消費者をバカだと思っているに違いない。そうでもしないとたぶん使えないだろうと・・・。そうそう、メーカー競争の結果、訳の分からぬ無意味な機能をてんこ盛りし過ぎた弊害かもしれない。

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