Column

2006 . 3 . 13

 週末、長崎で行われた「長崎県木造住宅コンクール」の表彰式に行ってきました。第10回目という事で、地方ならではの独自なスタイルで住宅文化の引き上げに力を要視されていないという事でしょうか。そこはむしろ保守的な感じが否めませんでしたが、この狭い日本をぐるっと見回したところで、どの程度オリジナリティーが生活に求められているかと考えると、本コンクールの傾向は長崎独自というよりは地方での普遍的な傾向と言ってもよいのではないでしょうか。結局のところ東京に一極集中しすぎている日本の悪いところで、ついつい日頃我々の考えている「住宅のあり方」の様なものが普遍的だと考えてしまいがちです。まぁ、とは言いましても伝統的なスタイルの継承、その行為自体に未来は無い事だ注いでいる様子が伝わってきました。審査の傾向として特に気が付いた事は、オリジナリティーをどう評価するか、という点に於いてはあまり重けは確かですし、極めて正確に我々は「生活」という部分にスポットを当てて、住空間を構想して行かなければなりません。我々は決して奇抜さを狙っている訳ではなく、かと言って、保守的な意味での「スタイルの継承」という安全パイにも興味がありません。良い木を適切に使用すれば長く使える日本に合った住宅は可能でしょうが、それは「職人芸」的な側面も持っており、あくまで「もの」ではなくて「空間の計画」そのものを知的財産として扱う職業を設計と認識している私としてはその辺をきちんと整理して勉強をして行く必要性を感じています。ともかく、お誘い頂きました施主兼工務店の友人本多氏には感謝。本場長崎中華街のチャンポンは嘘みたいに旨かった!もうリンガーハットには行けません。どうしましょう。

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