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「RSH:5上棟」レポート

2007 . 4 . 2

山梨県韮崎市で現場が進んでいる住宅が上棟しました。この住宅の模型はプロジェクトのコーナーでも紹介してありますのでご覧頂ければと思いますが、四角いコンクリートの箱に幾つかの細長い中庭をあちこちから差し込む事によって、四角い内部空間にクビレを作り出して、居場所の見え隠れを作る事を目的としています。外部から見るとほとんどコンクリートの壁しか見えないのですが、内部に入ると一日の内にいろんな方向から直射日光や、湾曲した屋根にバウンドした反射光が差し込む事が期待されています。

韮崎の冬は北風が強くとても寒いので、外周部をコンクリートで囲んだ「安心感」がクライアントから要望として提出されて計画が進んだ家です。外周部と対照的に内部は軽やかに鉄骨で構成されています。地震や風に対する建物の拘束性は、地面から垂直に立ち上がったキャンティレバーのコンクリート壁に全て受け持ってもらうことで、鉄骨を用いた内部構造に一切筋交いを入れていません。いつも思うのですが、構造だけが剥き出しになっている上棟完了時というのは、合理的な設計がきちんとなされているものほど美しく、かっこいいと思います。構造設計はいつもお願いしているTHR構造設計室の鈴木孝夫氏ですが、今回の設計で心がけたのは、内部の鉄骨部材を出来るだけ軽くきゃしゃにしたことです。力強く重たいコンクリートとの構造的な役割分担をより明確にし、コストを抑える事が目的です。初夏の頃には完成する予定です。

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