Report

「模型の力」展レポート

2005 . 6 . 20

6月13日からの一週間、横浜の「BankART Studio NYK」(旧日本郵船倉庫)にて日本建築家協会神奈川支部(以下JIA神奈川)の主催する建築WEEK2005が開催された。建築WEEK2005とはJIA神奈川の中核をなす行事で毎年市民参加型の様々なイベントを企画、建築家の職能を市民に理解して頂く良い機会として開催されており、今年は、今期からJIA神奈川代表に就任した建築家室伏次郎氏の立案にてJIA神奈川新入会員による模型展「模型の力」展が同時開催された。主な目的は建築WEEKそのものの趣旨でもある建築家の職能、仕事をより深く市民に知って頂く事、もう一つは日本建築家協会という組織そのものに向けてあるメッセージを発する事だったと思う。

今建築界、とりわけJIAにおいて、談合問題を代表する建築家そのものの職能、資質が深刻な問題として浮き彫りになり始めている。入札によらない設計者選定方法を模索したり登録建築家制度など、その良い例だろう。ただ、我々30代を中心とする若手にとってその問題意識そのものにリアリティーが無い。そもそも入札という方法で、つまり金額という極めて安直な視点のみにおいて設計者を選定する事自体、別世界の出来事の様に思える。そこで若手を中心としたJIA神奈川新入会員による展示会を通じて、これからの建築家のありかたを、とりわけJIAという組織内部に向けても発信する事が大きな目的であったのだろう。

この展覧会はタイトルの通り、模型の力だけでどこまで表現出来るかという様な事を考えながら、今までのパネルを併用した展示方法との差別化をかなり意識して企画は進んで行きました。会場風景はまるで彫刻がライトアップされた美術館の様な雰囲気で、堅苦しくない空気感が印象に残っています。

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