Column

2015 . 8 . 24

私の事務所からは湘南海岸と江ノ島が見えますが、直下にセブンイレブンがあってそこにはいろんな車が来ます。暴走族のバイクもたまに来ます。車を上から見ていて改めて「車が大きくなったな」と思います。たかだか30年とか40年まえに発売されていた車は、どんなに大きく見えても今の車と比べると、とてもスレンダーで小さいです。私は40年以上前のポンコツ普通車に乗っていますが、コンビニで軽自動車と並ぶと軽自動車の方が大きく見えます。これはいったいどういう訳でしょうか。そんなことを考えていたら、最近は外車がさらに大きくなっている様な気がしてきました。メルセデスもポルシェもミニもワーゲンも、みんなでかい。そういえば日本の軽自動車も制限ぎりぎりまで膨張し、やたらと箱形のワンボックスカーと呼ばれる車が多くなりました。まるで太った動物のようです。駆動装置の効率も高まり、日本車を筆頭にハイブリッド車や電気自動車が普及しつつある状況はよいとしても、そのメリットを打ち消すかのごとく、車が肥大化している現状をどう理解したらいいのでしょうか。エアコンのエネルギー効率が高まっても、国民全員がエアコンを使う時代になればその努力の水の泡ですね。同じことかなと思いました。エアコンの効率を高めるのも大切ですが、風の気持ちよさや、不便だった時代の豊かさを再評価することも忘れてはならないことですね。日本の夏の蒸し暑さはもちろん否定しませんが、住宅や、住宅を取り巻く様々な生活文化は、気候から生じています。分かりやすい例をあげると、木造の開放的な屋内、軒先空間や縁側、のれんや(夏)障子や格子も風鈴も食文化も挨拶も。きりがないので止めますが、とにかくすべては気候と地形が根本にあるのです。そこから離れて生きることは出来ないはずなのですが。

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