Column

カテゴリー : 2006年コラム

2006.12.25

 一年大変お世話になりました。& あけましておめでとうございます。やはり、あっという間の一年でしたね。年齢を重ねるにつれてどんどんと早くなっている気がします。気が付けば歳をとっているものです。仕事納めは大晦日に茅ヶ崎の家の取材+撮影依頼が来ていますので、立ち会いたいのですが、もしかしたら無理そうです。年始は4日~です。5日は我が家で取材が予定されていて、慌ただしいスタートになりそうです。  皆様...

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2006.12.12

 東京からの帰り道、電車の車窓から見上げた空がとても綺麗でした。午後4時半前だったか、西に夕日、東にだんだんと灰色と水色の入り乱れた雲のちらばった空が流れて行った。空の照度もかなり落ちていて、周辺にふわふわと漂う空気は既に闇へと吸い込まれつつあるから、樹木のシルエットは、葉を落として痛々しいくらいに黒く細くしなやかにその姿で空を切り裂いていた。私は西に広がる赤い空よりも、東側の闇へと移りゆく黒と青...

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2006.11.18

いよいよ週明けからアトリエの改修が始まります。といってもそんなに大げさな事ではなく、サッシの交換、お風呂の解体~倉庫への改造、それから既存の机を全部処分してカウンターを設置、といったところです。でも小さくてしかも一部屋しかないところを改修するわけですから、逃げ場がありません。一体どこで仕事をするのか?始まってみなければ分かりません。そもそも人の座る場所が少なくて、3人目からは打ち合わせテーブルで作...

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2006.10.18

私たちは日頃から建物という「物」、目に見える物をどうにかして美しく出来ないか、と職業柄、考える。それは視覚という感覚器から入力される感覚であって、人間の感覚器の内の一つにすぎない。美しい、と思って感動する事はもちろん、視覚的な作用だけに限ったものではなくて、聴覚や触覚、臭覚にも味覚にもあるだろうと思う。でもやはり一般的に「美しい」というまか不思議な抽象的概念の対象になるのは視覚ではないかと思う。み...

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2006.08.24

お盆休みに出雲に行ってきました。主な目的は菊竹清訓氏の代表作である出雲大社の境内にある「庁の舎」。学生時代から写真だけをみていましたので、そのダイナミックさと繊細さの融合したコンクリートの造形が本物である事が最初信じられませんでした。学生時代にヨーロッパを貧乏旅行した時も同じでしたが、憧れがある意味で頂点に達している建物というのは、自身の想像の中でその造形だけが勝手にどんどんと巨大化し、その実物を...

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2006.08.01

スナマジリノチガサキ~♪最近サザンをあまり聴いていませんでしたが・・おめでとうございます。梅雨明けです。アトリエは茅ヶ崎海水浴場(最近はサザンビーチと呼ぶらしい)まで歩いて1分ですので、バルコニーから海の家も見えますが、やっとの来客に生き返った様です。毎年、何回かは武者修行の学生とスタッフと一緒に、お昼に海の家のラーメンを食べに行きます。以前、海の家でラーメンを注文したら、店員が出前の電話をかけて...

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2006.06.22

今日、久しぶりに「books」のコーナーを更新しました。やっとという感じです。どうも実務に追われてしまって・・。実は相変わらずのペースで本は読み続け、あまり自慢は出来ないのですがとりあえず1週間に1冊は読み終える様に心がけています。それから続けざまに必ずもう一回同じ本を読みます。場合によっては時間をおいて3回読みます。なぜかと言うと、何度も読まないと分からないのです。分かるという事の意味が分からな...

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2006.06.10

梅雨です。別に言いたくもないですが、私は傘を紛失する名人ですから、今年は梅雨入り前から既に4本無くしました。決して自慢するつもりもありませんが、どうやらこの時期に集中している様に思えるのです。今年に入ってまず一発目は、1本骨が折れていて、ついでに庇の先っちょのゴムが一カ所取れている為にビニールの一部がベロベロ状態の傘を無くしました。何処で無くしたか。それは不明です。とにかく紛失しました。次は東京の...

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2006.04.26

先日、三島でRSH:4のオープンハウスを行いました。今回は東京から離れているという事もあって大学の友人や先生には声をかけませんでしたので、プロデュース(ASJ)の方で一般向けに告知がされての開催となりました。せいぜい10組来ればいい方かと思い、本を数冊持参して、初日の午前中は快調に読み進めていましたが、午後すっきりと晴れ間が出てきたとたんに、どんどん湧くように夫婦連れが来られ、気が付いてみれば二日...

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2006.03.13

週末、長崎で行われた「長崎県木造住宅コンクール」の表彰式に行ってきました。第10回目という事で、地方ならではの独自なスタイルで住宅文化の引き上げに力を要視されていないという事でしょうか。そこはむしろ保守的な感じが否めませんでしたが、この狭い日本をぐるっと見回したところで、どの程度オリジナリティーが生活に求められているかと考えると、本コンクールの傾向は長崎独自というよりは地方での普遍的な傾向と言って...

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2006.02.28

2月24日、14階建てマンション建設の為の杭工事が着工したのを確認した。まだ既存建物の解体が完全に終わっていない間に、杭工事スタートという極めて不自然な着工だった。市や関連団体との協議と時間との競争だった訳ですが。年度内完成を目指している地区計画を一旦破棄する為には、ともかく着工する必要があったからだろう。2月末というひとまずのタイムリミットは、あっさりと着工というかたちで幕を閉じた。  25日...

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2006.02.11

くどい様ですが、湘南海岸海側に14階建てマンションが某大手ディベロッパーによって建設されようとしています。時間がありません!どうか署名運動に協力して下さい。全国的にマンション反対運動が盛んですが、ここの場合は少し事情が違います。湘南エリア全体を見回しても、143号線(海岸通り)の海側に巨大なマンションは当然ありません。しかも、みなさんご存じの箱根駅伝の茅ヶ崎中継所の目の前に当たる、有名な場所でもあ...

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2006.01.10

明けましておめでとう御座います。本年もどうぞ宜しくお願い致します。  さて急なのですが、茅ヶ崎海岸、正確にはサザンビーチの目の前、砂浜の目の前に「14階建て!!」マンション建設が某ディベロッパーによって進められようとしています。箱根駅伝をご覧になっていらっしゃる方ならばお分かりでしょうが、湘南海岸通り134号線は松林が大変に美しく、134号線を挟んで海側には低層の建物がちらほら建っている程度なの...

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