Column

カテゴリー : 2011年レポート

最近の現場レポート

2011.12.03

随分サボってしまいました。ただただ忙しいままに日々が過ぎて行き、ひたすら走って気が付けばもう12月です。今回はacaaで現在進行中の現場スナップを数枚紹介します。

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House-T オープンハウスレポート

2011.09.02

8月28日、葉山のもう少し先の秋谷で設計監理を行ってきました住宅のオープンハウスを開催致しました。請負契約から竣工までおおよそ15ヶ月かかりましたが、急傾斜の崖地に建つRC3層建築の解体工事から始まった工事は、私の経験ではもっとも難易度の高いもので、検討を繰り返した結果、地下と1階がRC ,最上階の2階部分がS造の混構造となっています。 まずは立ち方です。存在の仕方と言ってもよいです。周囲には風景には開いているけど道路側は閉鎖している真っ白な建築も多く、ある意味で地域の風景を作りだしています。巨大なガラス、真っ白な空間、全身で力一杯風景を捉えようとする高さの競争、それらはもしかしたらリゾートとはそういうもの、という先入観がそうさせているだけなのかもしれません。クライアントがどう望まれるかはともかく、建築家までもがそのルートに丸ごと乗ってしまった様な建築は、やはり私には出来ません。

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竣工レポート その3

2011.09.02

3件目の竣工は岐阜の二世帯住宅です。長良川の土手のすぐ下に位置する広々とした敷地の立て替え工事でした。我々アトリエ事務所が取り組む仕事として二世帯住宅の難しいところは、親世帯と子世帯の意見の相違をまとめる共通言語をみつけることかと思います。たとえば希望するデザインの方向性が異なっていたり、そもそも家に対する思い入れに差があることも珍しくありませんから。さて今回のクライアントとは設計を開始するまでに数回の面会を行いましたが、ご両親は家への特別な要望は少なかったように思います。そもそもどんな雰囲気にするのか、という基本的なディレクションは息子夫婦に任せられていましたが、なぜ建築家に依頼するのか、という根源的な部分がとても重要で、そこに求められていたのはおそらく凡庸でなく、一方で奇抜性でもない、存在することの喜びを味わえる建ち方であるとヒヤリングから解釈し、そこにご両親にも解読可能なテーマを入れました。

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竣工レポート~その2

2011.06.23

前回に引き続き、今回は茅ヶ崎です。この住宅の敷地は辻堂駅から歩いて5分くらいと近く6~7件ほどのほぼ同時販売の開発地でした。同時か少し早く着工した周囲の住宅はあっという間に竣工を迎え、販売時の土地割をさらに小さく分割し周囲への影響などまるで無縁とでも言いたげな表情で一気に3階まで立ち上がり、我々の現場に影を落としました。そもそも周囲に家が建ち並ぶ可能性がある住宅地であれば、地方であれ、東京であれ、家の建ち方は都市住宅としての解き方をせざるを得ません。ただ、内部と外部を結ぶ結界、あるいはシェルターとしての強さが、その立地の要求に応じて変化するのです。

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竣工3件レポート~その1

2011.05.28

先月末から今月上旬にかけて東京、茅ヶ崎、岐阜で3件の住宅が竣工し、それぞれ竣工写真を撮影しましたので3回に分けて報告しようと思います。

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「とうきちろう」レポート

2011.04.23

久しぶりに埼玉県川口市に設計した日本料理「とうきちろう」に行ってきました。昨年の猛暑と今年の節電を受けて、これから来る夏の暑さ対策の打ち合わせです。屋根のガルバニウム鋼板に遮熱塗料を塗る等のアイデアに基づいて今後検討に入ります。

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大学卒業設計コンクール神奈川大会レポート

2011.03.11

今年も大学卒業設計コンクールの神奈川県大会が開催されました。昨年まで高橋晶子さんの審査委員長のもと私が実行委員長をつとめていましたが、今年から実行委員長を建築家の伊藤寛さんにバトンタッチしての開催です。会場は横浜のBANK ARTでした。

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